価値観へ影響を与えたドイツの暮らし
ワークラボ☆ジャパン、社会保険労務士の吉村友見です。
私は今、大学院に在籍し、ドイツの働き方やワークライフバランスについて研究しています。
私が日本の働き方に疑問を持ったのは、20歳の時のドイツ滞在でした。
当時の日本は、アメリカに次ぐGDP世界第2位。
お金持ちの国、日本。
当時ドイツはGDP世界第3位でしたが、そこには、夜も土日も家でも仕事をする日本人とは対照的な生活がありました。
定時帰宅をし、子どもと遊ぶお父さんの姿、家族や友人と過ごすゆったりとした週末、長期休暇。
仕事もプライベートも楽しもうとする人々の暮らし…。
ある日、語学学校の先生が休暇をとりました。
私たち生徒が
「休暇、いいな、いいな。」と事業主の先生に言うと、
「でも、休暇はたったの2週間よ。」とさらっと返事をしたのです。
私は、
「たったの2週間って?どういうこと?ドイツではもっと休暇がもらえるの?」と
とても驚いたのでした。
日本人は仕事ばかりで、人生の楽しみ方をしらないのではないか。
仕事ばかりの人生が豊かな人生だと心から思えるのだろうか。
本当に豊かな国は、日本ではなくドイツではないだろうか、と考えさせられたのでした。
今、働いている人のどれくらいの人が、自分の人生に満足しているのでしょうか。
長時間の仕事で疲れていませんか。
もっと家族との時間を過ごしたいと思ってませんか。
趣味やボランティアの時間が欲しいと思いませんか。
育児や介護で、仕事との両立に困っていませんか。
少し休めたら、もっといい仕事ができるのにと思いませんか。
仕事は大事!プライベートも大事!
今までの働き方を変えることで、これらのことがどれだけできるようになるのか、
ドイツでできる暮らしが、どうして日本では実現できない(されてこなかった)のか、
地道にワクワクしながら研究しています。
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